便利屋として15年Vに貢献
選手名 中澤雅人(なかざわ・まさと)
経歴 富山県立富山商業高等学校ー中央大学ートヨタ自動車ー東京ヤクルトスワローズ(2010①-2020)
2015年成績 35登板(0先発)29.2投球回 1勝2敗3ホールド 防御率3.03
選手紹介
2010年代のヤクルトで中継ぎ、先発として投げた左腕。尖った特徴はないが全体的にまとまっている投手で、中継ぎ時代はブルペン事情が苦しくなる頃に登場し、勝ち試合、負け試合、接戦時、左のワンポイントなどあらゆる場面で投げた。
大学時代は怪我に苦しむも、社会人時代は08年の日本選手権で日本一に貢献し、09年の都市対抗でも活躍した。
プロでも1年目から登板機会を得る。最終的な防御率は5.68と苦しんだ部分もあったが、完封勝利を挙げるなど前半戦の活躍は光った。完封した試合には猛打賞を記録し、新人投手の猛打賞は38年ぶりのことで、新人の"完封&猛打賞"はドラフト制後初めてだった。
その後3年間は苦労したが、2014年途中からは中継ぎに転向。転向後は23登板で防御率0.84と復活を果たした。
2015年は自己最多登板。ビハインドやロングリリーフなどあらゆる起用に応え、チームの優勝に貢献した。
その後も中継ぎとして投げ、2018年は防御率は振るわなかったが自己最多の11ホールドを記録。2020年も28試合に登板したが、打たれることも多くなり引退を決意。今季からは二軍サブマネージャー兼広報として活動する。
査定について
対左打者C 対左被打率.254(63-16) 0本 対右被打率.302(53-16) 2本
変化球中心 ストレート投球割合32%
コウテイペンギンの独り言
派手な活躍は少なかったかもしれませんが安定して計算でき、ブルペン、そしてチームを支える貴重な戦力だったと思います。(シーズンは変わってしまいましたが)11年間お疲れ様でした。