コウテイペンギンのパワプロブログ

中日ドラゴンズのOB中心に作成中

パワプロ2020 岸田護(2011オリックス) パワナンバー

 

猛牛の守

 

 

選手名 岸田護(きしだ・まもる)

 

経歴 履正社高等学校東北福祉大学NTT西日本オリックス・バファローズ(2006大社③-2019)

 

2011年成績 68登板(0先発)69投球回 5勝6敗33セーブ 防御率2.61

 

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選手紹介

地元・大阪のオリックスで先発、中継ぎ、抑えとして活躍した右腕。伸び上がるように体を大きく反らせ、跳ね上がるような躍動感のあるフォームが特徴。奪三振が多く、与四球が少ない制球力も武器。クローザー時代はノビのあるストレートを主体にキレのある変化球も操り真っ向勝負で打者を抑えた。人柄も気さくで、年齢、キャリア関係なく多くのチームメイトから慕われた。

履正社高時代は1年生からベンチ入りし、チームは甲子園初出場を果たしたが、自身の登板はなかった。大学では最優秀選手とベストナインをW受賞し、社会人時代にも04年の都市対抗に出場、05年の日本選手権では準優勝に貢献した。

プロでも1年目から結果を残し、ウエスタンで最優秀防御率のタイトルを獲得した。2年目は序盤はロングリリーフ、後半は先発ローテの一角として活躍し、126回を投げ防御率2.93をマークした。09年は怪我で苦しんだが、09年は開幕ローテ入り。故障での離脱が響き僅かに規定投球回には届かなかったが、初の二桁勝利をマークした。

背番号をエースナンバーの「18」に変更した10年は5月にリリーフ転向、交流戦時にはクローザーに抜擢された。先発としては防御率4.85と安定感を欠いたが、救護としては防御率2.18と好成績を残した。

選手会長として挑んだ11年は年間通して抑えとして活躍。リーグ2位の登板数とセーブを挙げた。要所での痛打があり6敗を喫するなど劇場型の一面も覗かせたが、奪三振率は9.65と魅力溢れる投球をした。オールスターにも出場。

翌12年は防御率こそ良化したものの、中継ぎへの配置転換や故障もあり18セーブにとどまった。13年からは主に中継ぎとして活躍。3年連続で2桁ホールドをマークするなどブルペンを支えた。その後は登板機会が減少し2019年に引退。現在はオリックス2軍投手コーチを務める。

 

査定について

変化球(投球割合/被打率/空振り率/被本塁打)

スライダー 8.8%/.143/17.2%/0

チェンジアップ 16.2%/.238/26.2%/2

スライダーもかなり武器になっているかと感じたため変化量高めに。変化量を落としてキレ○をつけるべきだったかも

 

対ピンチC    得点圏被打率.218 年間被打率.247

ノビB    ストレート被打率.264とそこまで低くないがストレート主体の投球&リーグ平均を約4%上回る空振り率10.0%と空振りが取れた

一発 被本塁打率0.65  (リーグ平均0.51) 統一球かつ抑えと考えると高め&制球が高いので

速球中心 ストレート投球割合75.1%

 

コウテイペンギンの独り言

四球を出さず三振を取れる、最も気持ちの良いタイプの投手だと思います。東日本大震災時には、大学時代を過ごした東北へ送る支援物資を募るなど人格面も素晴らしい選手でした。

 

2021年 パワプロ風順位予想 セ・リーグ編

野球ブログらしく2021年順位予想をしていきます。 投手力、攻撃力、守備力、選手層*1、爆発力*2の5点をパワプロ風にS〜Gで評価し総合します。尚、野球が好きなだけの素人がスラッガーの選手名鑑を見て主観オンリーで書いただけなのでご留意ください。

 

開幕寸前になりましたがセ・リーグ編。

 

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1位 

中日ドラゴンズ

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 SS 

総合評価  76

 

寸評 私の圧倒的な期待が予想順位を1位に押し上げた。昨年は悲願の8年ぶりAクラスを達成し、今年は優勝を狙うシーズン。オープン戦を見る限り、攻撃力に課題は残るがシーズンでの上積みに期待したい。また、先発陣は割と苦しんでいる印象がある。ローテ候補で結果を出しきれなかった選手も多いが、大野雄大をはじめ福谷、柳、勝野、松葉、小笠原慎之介、清水、岡野、梅津、山本、笠原と一定の実績がある選手が多く、上手く運用することと少しでも重要だろう。小笠原には特に期待している。覚悟のシーズン、かつての輝きを取り戻すことができるか。リリーフ陣はかなりレベルが高いと見ている。R.マルティネスは開幕に間に合わなかったが、福、祖父江、鈴木博志岡田俊哉、又吉、藤嶋、三ツ間らで凌ぐことは可能だろう。特に鈴木、岡田への期待が大きい。鈴木は昨年までは球は早いのに打たれるということが多かったが、サイドに転向して迎える今季は結果を残してきており、勝ちパターンに昇格するような活躍を期待している。岡田は昨年守護神候補だったように球威は十分。点差のある場面などで落ち着いて投げるなど起用法が確立すれば大きな戦力になる。アルモンテが退団し、攻撃力は現状では高いとは言い難い。大島、阿部、高橋、ビシエド、平田、木下拓、京田のレギュラー陣への期待は大きくなる。また、このレギュラー陣は守備力があり高い壁ではあるが、彼らを脅かすような存在が出てくると大きい。根尾が開幕スタメン、高松、石橋、岡林が開幕一軍を掴んだように若手は着々と力はつけているので、世代交代の兆しが見られるシーズンとなったら嬉しい。福留の補強や三ツ俣、桂、滝野ら中堅の踏ん張り、若手の頑張りで日本人の選手層は少しずつ厚くなっている。福田や堂上、遠藤らが開幕時に2軍に構えている状態は大きな成長といえるだろう。バンテリンドーム1年目、与田監督契約最終年のシーズン、健闘を祈る。

 

2位 

読売ジャイアンツ

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 

総合評価  75

 

寸評 昨年のセ・リーグ優勝チーム。シーズン中にはウィーラーや高梨などザ・即戦力の補強に成功。オフには菅野のメジャー移籍も取り沙汰されたが、残留が決定。それに加えて、DeNAから梶谷と井納、メジャーからスモークとテームズの2人のスラッガーを獲得。スモーク、テームズは来日の目処は立っていないが、豊富な選手層でやりくりは十分に可能だろう。梶谷が怪我をしても亀井や松原がいるという状態はやはり強い。原監督はレギュラーを固める意向を示しており、どこまで現実としていけるかにも注目。二塁手のダークホースとして若林晃弘に注目。吉川を超える可能性は十分にあるように感じる。投手陣は田口を放出した分、戸郷や今村、畠の安定した投球が望まれる。注目選手としてドラフト1位ルーキーの平内龍太をあげておく。平内の速く質も伴うストレートは魅力的。1年目からバリバリ働くことはできないかもしれないが、一軍で通用するポテンシャルを持った選手である。爆発力がEなのは非常に期待値が高いのでそれを超えてはこないだろうということである。

 

3位 

阪神タイガース

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 

総合評価  65

 

寸評 オープン戦はドラフト1位ルーキー・佐藤の凄まじい活躍に沸いた。シーズンでは攻め方も大きく変わってくるので苦しむ部分が多くなるだろうと予想するが、2桁本塁打を狙って欲しい大器である。オフは巨人に次ぐ大型補強をした。しかし、ロッテから獲得したチェンは2軍スタート、韓国球界から入団のアルカンタラ、ロハスジュニアは来日が遅れており、現段階ではチームが崩れた時に出てきてくれればという状態になっている。その中でソフトバンクから移籍した加治屋蓮は開幕一軍を掴んだ。実績もありさらに一花咲かせられるか。投手陣では髙橋が怪我で出遅れており、やはり開幕投手に選ばれた藤浪への期待は膨らむ。上記の外国人事情もあり、昨年振るわなかったマルテは大きなチャンスを得た。選球眼と長打があり、クリーンナップを打つことが多くなりそうなので打線のキーマンと見る。矢野監督3年目のシーズン、福留、能見、藤川、上本らかつての功労者は退団し確実にチームは生まれ変わっている。

 

4位 

東京ヤクルトスワローズ

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 

総合評価 D 55

 

寸評 コロナ禍の中、例年以上の補強をして挑むシーズン。山田、小川、石山の残留は非常に大きい。サンタナ、オスナのスラッガーと、バンデンハーク、サイスニードの先発を獲得した外国人は、現有戦力のマクガフ、スワレスが来日したのみと苦しいが、内川、田口、近藤、宮台など日本人の補強が弱点の改善に多少は貢献していくだろう。投手陣はかなり頭数が足りていない印象を受ける。原や歳内、高橋ら中堅の奮起、奥川や吉田、木澤や山野など若手の台頭が望まれるが、過度な期待は禁物だろう。投手出身の高津監督が投手陣の難題に立ち向かえるかに注目。そして上位進出の為には野手陣の奮起は必須。しかしここでも山田は状態が上がっておらず、注目株であった和製大砲候補・濵田太貴は怪我で出遅れと苦しいスタートとなった。まずは俊足巧打が集まる上位打線と村上、内川聖一らで確実に得点を重ねることが重要になるだろう。

 

5位

横浜DeNAベイスターズ

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 C 

総合力  52

 

寸評 ハマの番長の監督1年目のシーズンは波乱の幕開けとなった。オフには梶谷、井納、ロペス、パットンら実績者が多く退団した。泣きっ面に蜂か、元々外国人への依存度が高いチームだが、未だ1人も来日出来ていない。和製オーダーでなんとかやりくりしなければならないのは並大抵のことではない。そんな中で注目は桑原将志。復活が現実味を帯びてきた。走攻守に活躍するポテンシャルがある関根大気にも注目。オースティンの不在は大きなチャンスとなっているので是非、レギュラーを勝ち取って欲しい。彼ら以外にもルーキーの牧、期待の若手、森や細川、伊藤裕らにとって外国人の不在は大きなチャンスとなっている。投手陣も先発は今永が開幕に間に合わないなど例年並みの強さはないように思える。セットアッパーのエスコバーも来日出来ておらずリリーフも割と厳しそう。外国人が来日してから巻き返しが出来るように、それまでを上手く凌ぐことができるのか、そしてその間に定着する選手が現れているのか、2021年の横浜はそこに懸かっているような気さえする。

 

6位

広島東洋カープ

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 

総合力  50

 

寸評 戦力はかなり整っているように思われ、高く評価する人も多い今シーズン。それなのに最下位予想になったのは私の的外れ感の強い直感による部分が大きい。昨年、レギュラー陣の個々の成績は能力を踏まえると悪くなかったように思える。しかしながら5位に沈んだのはリリーフ陣の穴や、大瀬良、西川の怪我なども考えられるが投打が噛み合い切らなかったという要因もあると考える。今年も同じことが起こる可能性が低くないのではないかと考えているのだ。*3、昨年復活を果たした堂林の調整が遅れており、オープン戦で不振だったクロンへの期待が高まってしまっているのも少し不安だ。ここまで不安要素を多く述べてきたがポジティブな点も多い。まず、大瀬良大地の状態が万全であること。エース復活のシーズンとなる可能性は高いと見る。ルーキー栗林良吏も結果を残してきており、抑え起用が見込まれる。フランスアが戻ってきても守護神の座を譲らないような活躍に期待している。投手、野手共に期待の若手も多く、層は厚い。セ・リーグでは一番ポテンシャルを持ったチームでもある。

 

 

新人王予想 栗林良吏(広島)

 

最後に

まずは元気に怪我なく戦ってもらいたいです。また、パ・リーグソフトバンクを筆頭としたハイレベルな試合を、セ・リーグパ・リーグに対抗できるような強さを期待しています。

*1:選手の頭数、主力の耐久性、スタメンとベンチメンバーの実力差などを考慮

*2:地力、首脳陣、私の期待値などその他の要素をミックスしたもの、調整ともいう

*3:勿論、裏を返せば投打が噛み合えばAクラス入りも可能であるということになるが…

2021年 パワプロ風順位予想 パ・リーグ編

 

野球ブログらしく2021年順位予想をしていきます。

投手力、攻撃力、守備力、選手層*1、爆発力*2の5点をパワプロ風にS〜Gで評価し総合します。尚、野球が好きなだけの素人がスラッガーの選手名鑑を見て主観オンリーで書いただけなのでご留意ください。

 

まずはパ・リーグ編。

 

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1位

福岡ソフトバンクホークス

 

投手力 

攻撃 

守備力 

選手層 

爆発力 

 

総合評価  90

 

寸評 走攻守全てにおいてハイレベルで、今年も圧倒的優勝候補。どのポジションで不調者やケガ人が出ても、埋め合わせそうな選手が思いつく層の厚さは12球団ピカイチ。唯一穴を挙げるとするならばリリーフか。モイネロが開幕に間に合わないようなので、特に復帰までの序盤戦をどう凌ぐか、そして離脱者をいかにして出さないかが鍵になりそう。爆発力が低くなったのは他球団から対抗策を特に練られやすいであろうから。注目選手は復活を期す上林誠知と最速157キロ右腕・杉山一樹。上林は守備走塁はレギュラーレベルなので打撃がある程度復調すればガッチリ定位置を奪取できそう。杉山はボール質は一級品なので制球やコンディションを整えて定着できるか。

 

2位

東北楽天ゴールデンイーグルス

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 

 

総合評価  75

 

寸評 田中将大の復帰に沸いたオフとなった。田中、則本、涌井、岸、早川のタレントローテに加えて塩見、辛島、石橋、弓削、瀧中らも控える先発陣は圧倒的。ピークを過ぎた投手が多いという声もあるが、則本昂大は好調なようで完全復活を期待して良いのではないかと思っている。中継ぎは若干層が薄い気もするが、松井の開幕からの守護神定着や宋家豪の復調などがあれば、十二分にもなり得るか。野手陣はロメロが退団は痛手で、ディクソン、カスティーヨに強打者としての期待が集まる。しかし、来日、適応の面で苦労してもレギュラーボーダーラインレベルの選手が多いので何とかなりそうな感じもある。2年目の黒川史陽はセンスに溢れ、1軍定着を狙らう選手。加えて捕手が固定、または起用法が確立されてくれば優勝にもグッと近づくだろう。やはり太田光への期待は大きい。

 

3位

埼玉西武ライオンズ

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 

 

総合評価  65

 

寸評 昨年は持ち味を発揮できないシーズンを送った。しかし一昨年までは2年連続優勝と地力はあるチームである。野手陣は攻守ともにレベルが高い。山川、森、外崎などは不振だったレギュラー陣は昨年以上の結果を残すと考えて良いだろう。昨年穴となった1番打者が固定できれば更なる躍進も可能か。鈴木将平が好きなタイプの選手なので期待。ルーキーの若林楽人もミート力がつけばレギュラーも狙える位置にいる。課題は先発陣。若手がローテを担うがピリッとしないことが多く、絶対的なエースがいなかったのが実情。加えてニールの来日も遅れている。中継ぎはなかなかのレベルにあるが、負担が大きくなりすぎると破綻してしまうのでやはり先発陣の奮起に期待したい。

 

4位

千葉ロッテマリーンズ

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 

 

総合評価 C 60

 

寸評 昨年はリーグ2位だが得失点差は−18と、長打力や得点力の不足をリーグ最多の四球を選んだ粘り強さや犠打や盗塁、勝ちパターンの安定感で補っていた。Wチェン、澤村が退団し、即戦力的な補強は鈴木昭汰らルーキー組と遊撃のエチェバリアぐらいと少なく、戦力はダウンした。そうなると優勝に向けてやはり必要となるのは含有戦力のレベルアップ。レアードが一昨年並みに打ち、安田、藤原らが順調な成長を見せたら打線も一気に良化する。投手陣は粒揃いで大きな破綻はなさそう。二木康太がエース級の活躍を出来ればさらに圧のあるローテになるだろう。個人的には加藤翔平に注目している。30歳になり背水の陣で臨むシーズンの選手。昨シーズンは少ない起用の中でポテンシャルを示した。開幕一軍からは外れたが、腐らずに結果を出し続れば昇格のチャンスは回ってくるはずだ。

 

5位

オリックス・バファローズ

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 

 

総合評価 D 55

 

寸評 中嶋監督専任一年目のシーズン。昨シーズンの就任後は若手を積極的に使い、チームのムードも圧倒的に明るくなった。その姿勢は良い方向に繋がっていくだろう。補強として、平野佳寿、ロメロが復帰し、能見も入団。太田椋ら期待の若手の突き上げもあり層は確実に厚くなってきている。投手は先発では山本、山岡、田嶋は安定した活躍を期待できるだろう。ディクソンや増井が先発として安定してくれば文句なしのローテになる。中継ぎは先発陣と比べると見劣りするが、若手、ベテランともに頭数は多く、上手く運用できれば問題はなさそう。注目は山田修義。三振を取れるスライダーは一級品なので勝ちパターンに果敢に切り込んでいって欲しい。昨年同様課題は野手陣。ロメロが入ったもののやはり出塁、得点力不足は否めない。吉田、ロメロ*3、モヤ、T-岡田、ジョーンズと強打者は多くクリーンナップは形成できそうなので後はその周りをどう固めるか。個々の打力向上が上位進出には必須だと見る。

 

6位

北海道日本ハムファイターズ

 

投手力 

攻撃力 

守備力 

選手層 

爆発力 

 

総合評価  45

 

 

寸評 エース・有原航平が移籍し大きな戦力ダウンで迎えたシーズンとなった。投手陣、野手陣ともに課題は多く、若手の突き上げが停滞するなど厳しいシーズンになると予想。先発陣はバーヘイゲンが来日できていないのが痛手か。加えて杉浦が抑えに回るため若手にとっては大きなチャンスになる。期待しているのは4年目の北浦竜次。昨年ファームでは緩急を駆使した投球で無双したので、あとは一軍で結果を残すのみだ。リリーフ陣は層が薄く、抑えの実績がない杉浦に大きな期待が集まってしまっているのが実情。ここも伊藤、西村、長谷川など若手の入る隙は多いので注目。個人的に推すのはサウスポーの福田俊。投げっぷりがよく気持ちの良い投球をする。野手陣は西川、大田、近藤、中田、渡邉のレギュラー陣は盤石。残るサード、ショート、キャッチャーを誰かが埋められるかに懸かる。サードの強打者として期待されたR.ロドリゲスは来日出来ておらず、ホームランバッターとしての才能がある野村佑希は大きなチャンスとなっている。是非ものにして欲しい。下馬評は軒並み低い現状だが、爆発力をAにしたようにそれを覆すような勢いを見せて欲しい。

 

 

新人王予想 早川隆久(楽天)

 

*1:選手の頭数、主力の耐久性、スタメンとベンチメンバーの実力差などを考慮

*2:地力、首脳陣、私の期待値などその他の要素をミックスしたもの、調整ともいう

*3:今日時点では来日の目処は立っていない

パワプロ2020 中澤雅人(2015ヤクルト) パワナンバー

 

便利屋として15年Vに貢献

 

 

選手名 中澤雅人(なかざわ・まさと)

 

経歴 富山県立富山商業高等学校中央大学トヨタ自動車東京ヤクルトスワローズ(2010①-2020)

 

2015年成績 35登板(0先発)29.2投球回 1勝2敗3ホールド 防御率3.03

 

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選手紹介

2010年代のヤクルトで中継ぎ、先発として投げた左腕。尖った特徴はないが全体的にまとまっている投手で、中継ぎ時代はブルペン事情が苦しくなる頃に登場し、勝ち試合、負け試合、接戦時、左のワンポイントなどあらゆる場面で投げた。

大学時代は怪我に苦しむも、社会人時代は08年の日本選手権で日本一に貢献し、09年の都市対抗でも活躍した。

プロでも1年目から登板機会を得る。最終的な防御率は5.68と苦しんだ部分もあったが、完封勝利を挙げるなど前半戦の活躍は光った。完封した試合には猛打賞を記録し、新人投手の猛打賞は38年ぶりのことで、新人の"完封&猛打賞"はドラフト制後初めてだった。

その後3年間は苦労したが、2014年途中からは中継ぎに転向。転向後は23登板で防御率0.84と復活を果たした。

2015年は自己最多登板。ビハインドやロングリリーフなどあらゆる起用に応え、チームの優勝に貢献した。

その後も中継ぎとして投げ、2018年は防御率は振るわなかったが自己最多の11ホールドを記録。2020年も28試合に登板したが、打たれることも多くなり引退を決意。今季からは二軍サブマネージャー兼広報として活動する。

 

査定について

対左打者C    対左被打率.254(63-16)  0本 対右被打率.302(53-16) 2本

変化球中心 ストレート投球割合32%

 

コウテイペンギンの独り言

派手な活躍は少なかったかもしれませんが安定して計算でき、ブルペン、そしてチームを支える貴重な戦力だったと思います。(シーズンは変わってしまいましたが)11年間お疲れ様でした。

 

パワプロ2020 川崎憲次郎(1998ヤクルト) パワナンバー

 

パワプロ2022版はこちら

 

 

巨人キラーのツバメのエース

 

 

選手名 川崎憲次郎(かわさき・けんじろう)

 

経歴 大分県立津久見高等学校ヤクルトスワローズ(1989①-2000)ー中日ドラゴンズ (2001-2004)

 

1998年成績 29登板(28先発)204.1投球回 17勝10敗 防御率3.04    沢村賞

 

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選手紹介

90年代を中心に、背番号17を背負いヤクルトのエースとして活躍した本格派右腕。若手時代はフォーク、ひじ痛での低迷後は直球並みの速さを誇るシュートを武器に活躍した。また、通算88勝のうち29勝を巨人戦から挙げた‘’巨人キラー‘’としても知られる。

高校3年時には春夏共に甲子園でベスト8に進出した。

プロでも1年目から出場機会を掴み、巨人戦での完封を含む4勝を挙げた。2年目からはローテに定着し、冴えわたるフォークを武器に12勝、3年目には14勝を挙げた。4年目は右ひじ痛で投げられなかったが、5年目には復帰。10勝しカムバック賞を受賞した。この年(93年)の日本シリーズでは2勝を挙げ、MVPを獲得。その後もしばらくローテを守っていたが、前述の右ひじ痛が悪化し徐々に低迷期に入っていってしまった。そして、8年目の96年は0勝に終わった。

それでも川崎は再び復活した。低迷期に野村克也監督から勧められたシュートをマスターし97年は7勝。そして98年はシュートで打たせて取るスタイルを確立し、背番号と同じ17勝。リーグ最多の9完投3完封を挙げ沢村賞を受賞。見事、完全復活を果たした。

その後2年もローテを守り、01年には元祖・巨人キラー星野仙一監督に請われFAで中日へ。しかし、右肩痛にさいなまれ3年間1軍登板はなかった。03年にはオールスターゲームのファン投票で「川崎祭」と呼ばれるインターネットでの嫌がらせの標的に。川崎は辞退したが、かなり後味の悪い事案となってしまった。04年には新任の落合博満監督から開幕投手に選ばれる。すべてを掛けるつもりで、痛み止めを服用しこの一戦に挑んだが、1回1/3を5失点で降板。この年は3登板で1敗に終わり、戦力外通告を受け引退した。引退後は解説者。2013、14年はロッテで投手コーチも務めた。

 

査定について

対ピンチC 得点圏被打率は.217と低めだが、得点圏の被弾は7本で多めなのでCに

対左打者F 対左被打率.292   対右被打率.214

打たれ強さB*1 (投球回-自責点)

4月 6-3 9-0 5-4

5月 4-7 7-1 9-0 8.1-3 9-1

6月 6-1 8-2 2.2-0(リリーフ) 2.2-4 6-2

7月 9-2 6-2 7-1 8-2 7.2-6

8月 9-0 9-1 5-5 9-1

9月 7.1-3 5-4 7-3 8-4 8.2-3

10月 7-3 9-1

点を取られた時もある程度ゲームを作っている

 

一発 被本塁打率0.97

バント○ デフォルト。実際に犠打16をきめている

 

コウテイペンギンの独り言

データ的には巨人より抑えていたチームがあったりなかったりするのですが、やはり巨人キラーのイメージが強いです。中日では活躍できませんでしたが、どうしてもよくならない肩痛と容赦ないバッシングで本人もかなり苦しかっただろうと思います。

 

*1:自己算出なのでミスあるかも

パワプロ2020 田島慎二(2016中日) パワナンバー

 

タジ魔人

 

 

選手名 田島慎二(たじま・しんじ)

 

経歴 中部第一高等学校ー東海学院大学中日ドラゴンズ(2012③-)

 

2016年成績 59登板(0先発)59.0投球回18ホールド 3勝4敗17セーブ18ホールド 防御率2.44

 

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選手紹介

2010年代に中継ぎ、抑えとして停滞するチームを支えた右腕。切れ味鋭いSFFで空振りを奪う。愛称は‘’タジ魔人‘’。

中部第一高時代は2年夏まで捕手。3年夏は県ベスト4に進出した。大学も愛知大学リーグで2年時はエース、その後右肩の故障からの復帰後は救護として活躍した。

プロでも一年目から活躍。力強いストレートで押し、防御率1.15と故障離脱した浅尾拓也の穴を埋めた。オールスターにも代替選手としてだが選出され、リーグ2位の得票数を新人王投票で獲得するなど上々のルーキーイヤーとなった*1

二、三年目は安定感を失い成績を落としつつも、貴重な中継ぎの一角となった。

フォームをサイドスロー気味にし、SFFの投球割合を上げた四年目の2015年からは再び内容も良くなり、64登板、防御率2.28で9セーブ、20ホールドポイントを挙げた。

2016年は開幕から好調で、これまでの26試合を上回る開幕から31試合連続無失点プロ野球記録を樹立。シーズン途中からクローザーを任されフル稼働していたが、さすがに終盤ごろには疲労が現れ、8月以降は防御率6.62と崩れた。また、初めてファン投票でオールスターに選出された。SFFの投球割合40.4%はフォーク系としてはリーグ一位で、平均球速138.8キロと高水準だった。

2017年は開幕から抑えで34セーブをマークしたが、春先に侍ジャパンに選ばれた2018年以降は不振。派手に打ちこまれる試合が多くなり、一、二軍を往復する日々が続いた。2020年は体重を落として臨んだが、4月に右肘のトミー・ジョン手術を受け全休。2021年は万全の状態でスタート。復活の一年とし、チームの上昇に貢献してほしい。

 

査定について

通算被打率.234 5本

対ピンチC 得点圏被打率.217 1本

対左打者E 対左被打率.261 3本 対右被打率.204 2本

ノビF ストレート被打率.333

回復C調子安定 前述の通り終盤は疲労が現れていたため回復を低めにし、開幕からの絶大な安定感を表すために調子安定をつけた。

キレ〇 SFFの空振り率21.9%、スライダーは17.2%とキレキレ

奪三振 奪三振率9.30

 

コウテイペンギンの独り言

派手な炎上があるためかネット等で叩かれがちですが停滞期の功労者の一人であり、その実績は通算75セーブ、97ホールドという記録が示していると思います。今年が復活の年になることを期待しています。

#バレンタインといえばパワプロ

 

*1:ちなみに新人王は先発として活躍した広島・野村祐輔

パワプロ2020 荻野忠寛(2008ロッテ) パワナンバー

 

ミスターゼロ

 

 

選手名 荻野忠寛(おぎの・ただひろ)

 

経歴 桜美林高等学校神奈川大学日立製作所千葉ロッテマリーンズ (2006大社④-2014)ー日立製作所

 

2008年成績 58試合(0先発) 58.2投球回 5勝5敗30セーブ1ホールド 防御率2.45

 

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選手紹介

小柄であるが、低めへのコントロールカットボールや縦に落ちるカーブなどの変化球を武器に中継ぎ・抑えとして3年連続50登板し、自身の背番号と無失点に抑える姿から"ミスターゼロ"と呼ばれたリリーフ右腕。

アマ時代は神奈川大学リーグで最優秀選手3度、ベストナインを4度とり、日立製作所では1、2年目とエースとしてチームを引っ張るなど結果を残した。

プロでも1年目からリリーフとして活躍。17試合連続無失点を記録し、シーズン通算ではチーム最多の58登板、チーム2位の20ホールドをマークするなど大車輪の働きをした。

2年目の2008年は前年に退団した小林雅英に代わる新守護神に抜擢。前半は痛打されサヨナラ負けすることもあったが、後半戦は負け数が1と安定した。最終的には58登板で前年の小林を超えるリーグ3位の30セーブを記録するなど大活躍。抑えとしての仕事を全うした。

3年目は序盤の不調で中継ぎにまわったが、秋ごろには復調しルーキーイヤーからの3年連続50登板を達成した。帽子にトンボが居座った「荻野トンボ」はこの年。

2010年は前年終盤に負った肘の故障が悪化し一軍登板はなく、その後も勤続疲労からか、5度の手術を受けるなど故障が多く、2014年オフに戦力外通告を受けた。2015年から2年間古巣・日立製作所で正社員として働きながら現役を続けた。

現役引退後は講演や指導を通じて自ら考案した理論「スポーツセンシング」の普及活動に励む。自身が苦しんだケガの防止に加え、センスを鍛える方法を伝授している。

 

査定について

パワプロ2019版のリメイク

変更点

・コントロールを若干下げ低め〇を付与

逃げ球付与 被本塁打率0.46

 

対ピンチC 年間被打率.244 得点圏被打率.200

対左打者B 対右打者被打率.280 対左打者被打率.206

変化球中心 変化球の割合が高く、特にカットボール投球数はストレートと同じくらい

 

コウテイペンギンの独り言

本ブログ初のリメイク版です。査定は見直しましたが、記事はほぼコピペとなっております。今後もたまにリメイクはさんでいこうと思います。