コウテイペンギンのパワプロブログ

中日ドラゴンズのOB中心に作成中

パワプロ2022 再現 洗平竜也(2002中日) パワナンバー

 

悲運の豪腕

 

 

選手名 洗平 竜也(あらいだい・たつや)

 

①パワター

②経歴 光星学院高-東北福祉大-中日ドラゴンズ (2001②[逆指名]-2003)-硬式野球クラブ 東海REX

 

③2002年成績 1軍登板なし

エスタン 23登板  0勝1敗  27投球回  防御率5.00

 

④選手紹介

ややサイド気味のフォームから繰り出す、球威あるストレートとキレのあるスライダーが持ち味のサウスポー。一卵性双生児の兄で、弟・隼人も社会人野球までプレーした。

高校では1年夏からエース。夏の甲子園大会の地区予選では3年連続で決勝戦敗退をしている"悲運のエース”としても知られる。

大学では横浜に逆指名で入団した吉見祐治と左の2枚看板を形成。後に社会人を経てプロ入りする歌藤達夫とも同期だった。

逆指名でプロ入りし、ルーキーイヤーのキャンプは一軍スタート。しかし、ここで大きく歯車が狂う。極度の緊張からイップスに陥り、隣のレーンのブルペンキャッチャーに投げてしまうまで状態は悪化。キャンプ中盤に二軍へと回り、シーズンではウエスタンで25試合に登板した。

翌2002年も制球力の改善には至らず。それでも、ウエスタンでは8月中旬まで防御率2点台をキープするなどポテンシャルの高さを見せた。だが終盤に打ち込まれ、成績は前年からやや良化するに留まった。

2003年も結果を残せず、戦力外に。一軍の舞台で投げることは出来ぬままプロ野球を去ることとなった。2004年からは社会人野球でプレーし、日本選手権でも登板。2007年の引退後は会社員に。長男の歩人、次男の比呂は共に八戸学院光星高で投手としてプレーし、父が辿り着けなかった甲子園のマウンドにも上がった。現在歩人は國學院大に在籍し、比呂は今年のドラフト上位候補にリストアップされている。

 

⑤選手画像

⑥査定について

◇基本的に変化球はスライダーとされるも、江川本ではカーブと記述:スラーブを採用

◯初速と終速が変わらない直球をスカウトが評価:ノビB

◯「球持ちが良いフォーム」という今中評:球持ち

△ウエスタン与四球率5.67:コントロールG13四球

イップスにまつわるエピソード+大量失点がしばしばあり2軍成績にムラ:打たれ強さF乱調調子極端

 

⑦編集後記

”洗平”は日本に約40人しかいないとされるレア苗字。パワプロで音声が登録される日も近そうです。

査定のポイントはコントロール値だと思います。デフォルトの最小値はオリックス・小野泰己のG15(+四球)。小野投手のウエスタン与四球率 4.65から考えるともう少し低くても良いかなとも。

 

パワプロ2022 再現 福田幸之介(2023年中日ドラフト4位) パワナンバー

 

 

高出力左腕“のすけ”

 

 

選手名 福田 幸之介(ふくだ・こうのすけ)

 

①パワター(自作)

 

②経歴 履正社高-中日(2024④-)

 

③選手紹介

最速151キロのストレートで打者を押す力投派左腕。大阪府大阪市東淀川区出身。名前の由来は松下電気創設者の松下幸之助氏で、本人希望の愛称は“のすけ”

3年夏の大阪大会では大阪桐蔭・前田悠伍に完封で投げ勝ち、甲子園に出場。甲子園では先発・リリーフで3登板。高知中央高戦では先発し6回を投げ、8三振を奪った。

常時セットアップから縦振りの投球フォームで球威ある球を投げ込む。変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブを投じる。特にスライダーは投げる頻度が高く、直球とのコンビネーションを発揮する。加えて、担当の山本スカウトはチェンジアップのコントロールを評価。

負けず嫌いな性格はプロ向き。習字は8段の腕前。達筆で記した目標は「不屈の精神」。強敵に打ち勝ったメンタリティをプロでも発揮し、輝く道をひらく。

 

④選手画像

⑤査定について

◯「ストレートが手元で動く」とスカウトが証言:真っスラ

◯ベース板上の球威があるストレート:ノビC+荒れ球

◯ここぞでギアを挙げる投球で大阪大会を勝ち上がってきた:対ピンチC

速めのクイック。パワプロ劇空間様を参考にさせていただきました

△低くない与四球率、高めに球が集まる傾向など制球には課題

△大阪大会決勝で敗れた大阪桐蔭・西谷監督評「これまでの福田はどこかで崩れていたが、(今日は崩れなかった。)」+課題の制球+先発での育成には時間を要しそう:乱調

 

⑥査定について

今ドラフト、中日では唯一の高卒選手。ストレートの球威はかなりのもので、球種や制球力を考えるとまずはリリーフとしての育成になると予想。ゆくゆくは先発ローテに。今年、同じく高卒左腕ルーキーだった森山暁生は春先からハイペースで登板し肩を故障してしまいました。福田は森山の二の舞にならないよう、丁寧に育成して欲しいです。ライバル・前田悠伍に勝るような活躍を期待しています。

 

パワプロ2022 再現 辻本倫太郎(2023中日ドラフト3位) パワナンバー

 

杜の都ファンタジスタ

 

 

選手名 辻本 倫太郎(つじもと・りんたろう)

 

 

①パワター(自作)

②経歴 北海高-仙台大-中日(2024③-)

 

③選手紹介

走攻守三拍子揃った大学No.1遊撃手。北海道札幌市白石区出身。父と兄は社会人まで野球を継続しているのに加え、母は4×100mリレーでインターハイ優勝とスポーツ一家で育つ。

大学では2年春に遊撃手のレギュラーになり、3年春からは主軸を担う。4年春からはキャプテンを務めた。

最大の魅力はダイナミックな守備で、範囲やグラブ捌きに定評がある。走力面も向上しており、3年春には6.5秒だった50mタイムが、減量してキレを出した今年は6.1秒に。打撃面でも体は小さいながらもパンチ力があり、全国大会でも2本塁打を記録している。大学ジャパンにも2年連続で選手されており、今年は結果を出せなかったが、昨年は打率.308をマークしている。

いつも全力プレーで観客を魅了でき、溢れんばかりの笑顔も魅力的。座右の銘は「一陽来復」。華のあるプレーと屈託のない笑顔で停滞するチームに明るい空気をもたらす。

 

④選手画像

⑤査定のポイント

◯打球が上がるような打ち方をしているので弾道3に。いきなり矯正はしないで欲しいが…

◇野球太郎のインタビューによると「内角は得意なので、外角に手が届くように左手の手首を使うことを意識」している

◇持ち味の全力プレーの通り、1塁にヘッドスライディングをしているシーンが見られる

◇大学代表では正三塁手

△対左投手打率がやや低い

△守備では動きすぎるあまりミスにつながるのではという指摘も

 

⑥編集後記

今年のドラフト指名選手の中では即戦力性が高いと思っていて、特に注目しています。笑顔が素敵で、チームに明るい雰囲気をもたらしてくれる選手だと思います。首脳陣には彼の良さを消さないことを、辻本自身には自分の良さを貫き通すことを期待しています。

パワプロ2022 再現 森田幸一(1991中日) パワナンバー

 

肝っ玉ストッパー

 

 

選手名 森田 幸一(もりた・こういち)

 

 

 

 

①パワター (自作)

f:id:EmperorPenguin:20231103162804j:image

②経歴 北陽高-近大-住友金属-中日(1991⑤-1995)-大阪ホークスドリーム

③1991年成績 50登板(1先発)  10勝3敗17セーブ  89投球回  防御率3.03

 

④選手紹介

身体は大きくないものの、星野仙一に肝っ玉の大きさを評価される強気の投球で抑えも務めた1991年新人王。プロ生活は5年と短いものの、91年のフル回転は優勝争いの原動力となった。球威あるストレートを軸に、フォーク、スライダー、プロ入り後に習得したチェンジアップで投球を組み立てた。

91年は開幕戦でリリーフ登板し2回を無失点に抑えると、野手陣が逆転に成功しプロ初勝利。新人の開幕戦勝利は22年ぶりのことだった。その4日後の広島戦では、同点本塁打を浴びた後のプロ初打席で挽回の同点本塁打新人投手のプロ初打席初本塁打は史上4人目だった。5月半ばから与田剛に変わる抑えに回った後も、回またぎを厭わない投球でチームに貢献。監督推薦でオールスターにも出場。終盤には疲労からかチームと共に調子を落とすも、対抗馬の岡林洋一に大差をつけ新人王を受賞した。

翌年も開幕戦で勝利投手になり、先発、リリーフで91回を投げる。しかし、3年目以降はトレード志願がスキャンダラスに報道され、本来の投球も出来ず。95年に現役引退。入団4年目に発症した遊離軟骨*1の影響も大きかった。引退後は関西の企業に勤めながら、クラブチーム等で指導も行っている。

 

⑤選手画像

⑥査定のポイント

◯球威ある直球を主体とした投球。リリーフ投手へのインタビューが掲載された書籍で、同じく取材を受けた田村勤が「森田の小さい体から投げるストレートが大きく見えた」と証言

◯打撃成績:打率.308(13-4)  2本  2打点。翌年以降も考慮しつつ決定。「意外性」はスタメンのみ効果が発動するが、非常に似合うと思ったので付与

△フル回転の影響もあり、防御率は8月4.91,9•10月4.58と夏場以降は成績を落とす

△左打者の数が少ない時代ながら、10被本塁打中6本が左打者。分かる範囲では対左打者の被打率の方が悪い

△被本塁打率1.01。「一発」は真っ向勝負の投球スタイルにも合致

 

⑦編集後記

当ブログ2度目の作成。かき集めても情報が少ないため結構難しいです。

リリーフ登板で7イニングを1度、4イニングを数回など先発並みのイニングを投げており、当時の基準でも酷使だったと思います。打撃能力はウィーランドや秋山などホームランが打てる投手を参考にしました。

 

*1:いわゆる“ネズミ”。大野雄大が今季長期離脱した要因

パワプロ2022年 再現 津田啓史(2023年中日ドラフト2位) パワナンバー

 

俊足強肩の大型SS

 

 

選手名 津田 啓史(つだ・けいし)

 

①パワター (自作・結構自信作)

②経歴 横浜高-三菱重工East-中日(2024②‐)

③選手紹介

身長180㎝、体重80kgの大型ショートストップ熊本県熊本市出身。中学時代には陸上部に所属し、110mハードルで県大会優勝。高校時代にはDeNAに1位指名された度会隆輝と二遊間を組んだ。

50m5.9秒、遠投110mの俊足強肩を生かした守備走塁が魅力。守備はまだまだ粗もあるが、身体能力を活かしたファインプレーは見どころ。強い身体に秘めるポテンシャルは抜群だ。走塁技術は高く、隙を突いた進塁や巧みなベースランニングを見せる。

社会人でも下位打線を主であるなど打撃は課題。三振が多く、安定感に課題。右方向へも飛距離が出せるパワーを発揮していけるか。ここ一番での勝負強さが光り、都市対抗予選では決勝本塁打を放った。

野球に対する貪欲な姿勢やギラギラ感も魅力で、首脳陣が求めるピースに成り得るか。度会に負けないような活躍を見せ、球史に名を残す。

 

④選手画像

⑤査定のポイント

◯検索で分かる範囲では、社会人での盗塁成功率がと割と高い

◯根拠となるエピソードは都市対抗予選での決勝本塁打のみだが、そういったスター性を感じさせる選手なので「決勝打」を付与

△守備面はプロレベルだと捕球、送球ともに不安があるか。伸びしろの部分

 

⑥編集後記

社会人卒の2位指名でおのずと即戦力の期待が高まると思いますが、ポテンシャルこそ最大の魅力だと思います。「総合的には度会よりも上」、「トリプルスリーも狙える」と評した米村スカウトはそこに惚れたのかなと思っています。年齢的にも高卒3年目で龍空と同世代、3位の辻本よりは1学年下。ファンも首脳陣も長い目を持って見守って欲しいです。はなからこぢんまりとさせず、打てるショートにして欲しいところ。

龍空と森友哉を足して2で割ったような顔。スター性がある。

 

パワプロ2022 再現 草加勝(2023年中日ドラフト1位) パワナンバー

 

東都のゲームメーカー

 

 

選手名 草加(くさか・しょう)

 

①パワター (自作)

②経歴 創志学園高-亜細亜大-中日(2024①-)

 

③選手紹介

“東都7人衆”の一角を担う亜細亜大のエース。岡山県和気町出身で、高校時代は現阪神・西純矢の同級生。

コーナーに投げ分ける制球力と安定して試合を作るゲームメイク能力スタミナが武器。下級生時に務めた打撃投手の経験を活かし、打者の反応を見ながらタイミングを外すなど投球術も魅力。細身ながら最速153キロを叩き出す直球も再現性が高く、プロスカウトからの評価は高い。

課題は変化球。スライダー、縦の緩いカーブ、亜大ツーシームを投じるが、学生野球にアジャストした変化球と評されることも。プロで飛躍するためには決め球習得が必須か。

3年秋のリーグ戦で防御率0.29をマークし急浮上。4年春は防御率1.52で6勝、4年秋は防御率1.42で5勝と安定した結果を残し1位指名を勝ち取った。4年次夏には大学ジャパンにも選出。大学時代の安定感をプロの舞台でも発揮し、西純矢を超えるような活躍を見せる。

 

④選手画像

⑤査定のポイント

スローカーブとドロップカーブの選択に迷った。「緩急◯」にスピード差の成分があると思うのでドロップカーブに

◇打者から見えにくいことを重視したフォーム。一方、一般的に故障リスクが高いと言われるような投げ方となっている

◯クイックを交えながら打者のタイミングをずらす

◯50m5.8秒の俊足。フィールディングも高レベル

△まだまだ線が細く、じっくりと身体作りをして欲しいという思いを込めて回復Eに

 

⑥編集後記

東都7人衆の中では一番素材型かなと思っています。決め球習得は投手コーチの腕の見せ所だと思います。即戦力としての期待をかけ過ぎると本人、チームの将来ともに良くないと思うので、3〜4年後にエースクラスになるよう長期的な育成をして欲しいと思います。亜大の先輩の田中幹也とお立ち台に上がる日を楽しみにします。

(野手能力が若干粗雑になっています。すみません。他の選手を作成した後に修正するかもしれません)

 

パワプロ2022 再現 谷元圭介(2021中日) パワナンバー

 

火消しのタニモン

 

 

選手名 谷元 圭介(たにもと・けいすけ)

 

①パワター (デフォより)

②経歴 稲生高-中部大-バイタルネット-日本ハム(2009⑦-2017)-中日(2017-2023)

③2021年成績 32登板  22.1投球回  1勝1敗14ホールド  防御率2.01

 

④選手紹介

日本ハム、中日のブルペンを支えた小柄な万能リリーバー。小柄な体格と多彩な変化球を活かした投球が持ち味。今回は火消しとして幾多のピンチを救った中日時代。

2017年はオールスターにも出場するなどフル回転していたが、7月31日に中日へ金銭トレードされることが発表。移籍後はリーグ間の違いに適応しようとする余り自分の投球を見失い、不振が続く。

2020年は復活の年に。火消し役としての地位を確立し、強力な勝ちパターンを支えた。

2021年も好調を持続。開幕から順調に登板を重ねたが、7月10日のDeNA戦の投球練習後に体調を訴え1球も投げずに降板。翌日以降自宅療養に入り、9月半ばに練習に復帰するも登板はならず。しかしながら、移籍後ベストの防御率、ホールドをマークするなど投球内容の充実したシーズンとなった。

2022年は34登板で防御率2.61の成績を残すも、2023年は一軍で結果を残せず現役引退。引退試合では同じく日本ハムから移籍した大野奨太とバッテリーを組み、巨人・吉川を左飛に打ち取った。通算524登板は強い身体と安定した投球の賜物である。

 

⑤選手画像

⑥査定のポイント

◇この年はスライダーの投球割合(10%)も高い(ベースボールマガジン社 カラー写真名鑑2022より)。同程度投げたカーブ(9%)とスラーブで統合も考えたが、媒体によってスライダー系のデータが異なることもありカットボールの変化量多めという形に

◇フォーク平均球速:138.3キロ。ストレートの平均球速-6キロ程度なのでSFF

◯与えた四球は僅か1でBB/9 0.40。前後年を踏まえてコントロールCに

◯ストレート平均球速:144.6キロ

△3被本塁打、HR/9 1.21

 

⑦編集後記

日本ハム時代に続いて、中日移籍後で成績が最もよかった2021年を作成。前半戦での離脱となりましたが、頼もしい投球が光りました。投球回を考えると変化量が多いかなとは思いますが、あと少しで防御率1点台ということで良しとして下さい。