ドーム野球の申し子
選手名 益田大介(ますだ・だいすけ)
経歴 滝川第二高等学校ー龍谷大学ー中日ドラゴンズ(1996⑥-2001)ー大阪近鉄バファローズ(2001-2004)ー東北楽天ゴールデンイーグルス(2005-2006)
1997年成績 .269(402-108) 2本 24打点 11盗塁8盗塁死 8三塁打
選手紹介
俊足強肩とシュアな打撃を武器にナゴヤドーム移転元年にレギュラーを掴んだ外野手。
高校時代は速球派投手。大学途中から打者一本になり、2年春季リーグで打率.500で首位打者を獲得、またベストナインを3回受賞した。
1年目の1996年は49試合に出場し31安打で打率.301をマーク。斎藤雅樹からは打率7割を残した。
本拠地がナゴヤドームに移転した2年目は俊足と強肩を武器に"ドーム野球の申し子"として中堅手のレギュラーを奪取。リーグ最多の8三塁打を放ち11盗塁を決めるなどの活躍を見せたものの、走攻守に状況判断の悪いプレーも多く、星野監督をたびたび怒らせた。
翌年以降はミスの多さに加え、故障や関川浩一の台頭も重なり出場機会を大きく減らしてしまう。それでも1999年日本シリーズでは安打を量産し、シリーズ首位打者に輝いた。
2001年シーズン途中に金銭トレードで大阪近鉄バファローズに移籍。その年の優勝決定試合では9回裏無死2・3塁の場面でギルバートの代打で出場し四球を選び、北川博敏の代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームランのお膳立てをするなど代打として活躍した。
2005年に分配ドラフトを経て東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍。楽天でもそれなりに出場機会を得たものの、2006年オフに戦力外通告を受けて引退した。
その後は楽天のジュニアのコーチや二軍野手コーチを務め、現在は楽天の裏方にまわっている。
査定について
打撃
ミートC&三振 三振率.219、微妙だが三振をつけてミートを上げ巧打者っぽく。三振で状況判断の悪さ=脆さの表現。
対左投手E 対左打率.247 対右打率.274
慎重打法 ツーストライクまでいった打席が多い
走塁
走塁B&積極走塁 リーグ最高三塁打8本。積極走塁は状況判断の悪さも表現。
守備
守備力D&捕球B 1997年から2004年途中まで200試合以上ノーエラー。状況判断の悪さを表現するのに守備力は低めに。*1
コウテイペンギンの独り言
ナゴヤドーム元年にレギュラーを張った選手です。数字に表れないミスが多く、星野監督と相性が悪かったように思います。近鉄にトレードされずにドラゴンズで代打の切り札となった世界線も見てみたいですね。
*1:エラーをつけるわけにもいかなかった