球団史と歩んだリリーフエース
選手名 青山浩二(あおやま・こうじ)
経歴 北海道函館工業高等学校ー八戸大学ー東北楽天ゴールデンイーグルス(2006大社③-2020)
2015年成績 61登板(0先発)57.2回 4勝5敗31ホールド 防御率2.51
選手紹介
楽天創設2年目に入団し、切れ味鋭いスライダーを武器にリリーフとタフネスさを武器に活躍した右腕。在籍した15シーズンで40試合以上登板は10回、50試合以上登板は7回を記録した。また、今日時点で通算登板数・ホールド数で楽天の球団記録を保持している。
1年目から中継ぎ、またロングリリーフとして起用され42試合で投げた。2年目は序盤は先発、後半は中継ぎとして起用され、4勝を挙げた。3、4年目は先発、中継ぎ両方をこなした。
5年目の2010年は片山博視、小山伸一郎とともに勝利の方程式"スリーマウンテンズ"を結成。41試合で20ホールドポイント、防御率1.72と好成績を残した。6年目にも51試合で26ホールドポイントと活躍。
7年目の2012年は抑え起用され、5月9日から15日にかけて6試合連続セーブの日本タイ記録を達成、初の月間MVPにも選ばれた。監督推薦で初のオールスターに出場し、シーズンでも球団記録を更新する22セーブを達成した。2013年は開幕は抑え起用。その後5月後半から中継ぎに配置転換され、まで16試合連続無失点を記録するなど、セットアッパーとして活躍し、リーグ優勝に貢献した。また、2年連続の60試合登板、オールスター出場を果たした。
2014年は不調に終わったものの、2015年はセットアッパーとして復活。61試合に登板し、リーグ2位で自己最多、球団記録を更新する35ホールドポイントをマークした。2016年は防御率は落ち込んだものの、50登板。2017年は17登板に留まったが、2018年は52登板で30ホールドポイント、防御率1.85、2019年はキャリアハイの62登板で18ホールドポイント、防御率2.70と年齢を重ねてもタフネスさに衰えはなかった。
2020年は登板数が自己最小の11試合に留まり、戦力外通告を受けた。他球団での現役続行を模索したが、11月21日に引退することが発表された。通算625登板は歴代32位、通算196ホールドポイントは歴代6位と球史にも名を残した。*1
査定について
対左打者E 対左被打率.198(101-20) 1本 対右被打率.175(97-17) 2本 球種のタイプも考慮
緊急登板○ 火消し的な登板も多かった
寸前 デフォ&抑えだった時期が短く、以降は専らセットアッパー起用だったことより採用
走力&守備 時折ベースカバーが間に合わないという記載があったが、守備力はデフォでかなり高めに設定されており、実際悪くないのでC評価に。代わりに走力を低めに
コウテイペンギンの独り言
去年の好成績もあり自分的にはまだ出来そうだと思っていましたが、楽天一筋となる形で引退を決意されました。楽天創成期から毎年投げ続け、投手の"ミスターイーグルス"といっても過言ではないと思います。個人的にも非常に好きな選手でした。15年間お疲れ様でした。
*1:記録は投稿日時点