コウテイペンギンのパワプロブログ

中日ドラゴンズのOB中心に作成中

パワプロ2020 吉見一起(2016中日) パワナンバー

 

帰ってきた竜のエース

 

 

選手名 吉見一起(よしみ・かずき)

 

経歴 金光大阪高等学校トヨタ自動車中日ドラゴンズ(2006大社希望-2020)

 

2016年成績 21登板21先発131.1回 6勝7敗 防御率3.08

 

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選手紹介

圧倒的な制球力を武器に活躍したドラゴンズのエース。2008年から2012年にかけて5年連続二桁勝利を挙げた。

高校時代の甲子園出場は3年時のセンバツのみ。当時から低めへの制球力が光り、地区大会で圧倒的な成績を残し、大会屈指の右腕として注目されるも明徳義塾戦との1回戦で打ち込まれ涙を流した。

卒業後はトヨタ自動車に進み、社会人No.1投手と称され、2005年ドラフト希望入団枠で中日に入団。

1、2年目は一軍では結果を残せず、オフにドミニカ共和国へ派遣。メジャーを目指す男たちのハングリーさに打たれ心身ともに成長した。

3年目にはオープン戦で3試合15イニングを無失点に抑え初の開幕一軍入り。開幕からも24.2回を無失点に抑え、8連勝。先発、中継ぎ両方で投げ、10勝10ホールドをマークした。翌年からは更に本格化。2009年はリーグ2位の防御率、両リーグ最多タイの4完封などを記録し、チェン・ウェインとのWエースで活躍した。2011年は防御率1.65で最優秀防御率を獲得。最高勝率、最多3完封、最多無四球試合3も達成し、まさにエースの活躍でリーグ優勝の原動力となった。2012年は2度の故障離脱があり、規定投球回に達しなかったものの、自身4度目の最多完封とやはり内容は良かった。

2013年は肘の調子が思わしくなく、6月にトミー・ジョン手術を受けた。その後は長いリハビリや不調が続いた。

2015年4月1日に946日ぶりの勝利を果たす。その後も中7〜10日で起用され安定した投球を続けた。しかし再び肘に違和感を覚え手術を受けた。

2016年は開幕後間もなくローテション入り。手術の影響で100球前後という球数制限を受けながらも、年間通して安定した投球を披露。チーム状況が思わしくない中、かつてのエースとしての意地を見せた。

2017年は不振だったが、2018年は荒れたローテの軸として活躍。6年ぶりの無死球完封勝利も記録した。不調の2019年を経て迎えた2020年は、投球フォームを大きく変え、開幕ローテを掴み、6月27日広島戦では連敗を止める投球を見せた。しかし、年間通しての活躍とはならず、2軍では安定した投球をしたものの、若手の台頭するチーム状況を鑑み、引退を決意。15年間のプロ野球人生に幕を下ろした。

 

査定について

対左投手F 対左被打率.307(225-69) 5被本 対右被打率.237(274-65) 6被本

低め〇 低めへの制球は吉見投手の特徴。低めコーナー率という指標でも好成績

一発 本塁打率はそこまで悪くないが、本拠地ナゴヤドーム、コントロールを考慮して

 

コウテイペンギンの独り言

一番好きな投手だったし、もう一花咲かせられると思っていたので引退は非常に寂しいです。全盛期は多くの方が作成されているので、今回は怪我から復帰した後で最も活躍した2016年を作成しました。全盛期の投球が圧巻すぎたためか、故障後は復活出来なかったという風な意見も見かけますが、不安もあるだろう中でよく投げてくださり、十分復活したといえると思います。濃密な野球人生に加え、千賀投手にフォークを教えたなど既に実績もあり、指導者として是非戻ってきて欲しいです。15年間お疲れ様でした。そして1ファンとして、ありがとうございました。