勝負強い打撃が光る❝マスター❞
阿部寿樹(あべ・としき)

①経歴 一関一高-明治大-Honda-中日(2016⑤-2022)-楽天(2023-2025)
②2022年成績 .270(486-131) 9本 57打点 4盗塁1死 OPS.735
③選手紹介
その風貌から付けられた❝マスター❞の愛称でも知られる大型内野手。打撃は逆方向にも上手く弾き返し、勝負強さが光る。守備は安定感があり、秀逸なポジショニングでアウトを稼ぐ。与田政権発足の2019年に二塁手のレギュラーを掴んで以降、攻守でチームに貢献した。
トレードマークの髭を剃り落とした2022年は勝負強い打撃でクリーンナップを担う活躍。6月末には地元・東北で球団新の8打席連続安打。正二塁手として復権したが、中盤戦以降は三塁を守り、少ないイニングでありながらリーグトップのUZRをマークする堅守をみせた。
同年オフに涌井秀章とのトレードで楽天に電撃移籍し、フライ系の長打が多い打撃スタイルにモデルチェンジ。主軸を担う時期もあるなど活躍したが、2025年は6月以降、一軍出場がなく構想外に。去就が注目される。
④選手画像



⑤パワナンバー 11700 81339 73852
⑥査定について
カット打ち+三振+慎重打法
:三振率 19.2%と低くないが、P/PA*1 4.29としぶとい打撃は健在。初球スイング率はリーグ平均を10%以上下回る17.3%と待球傾向だった
いぶし銀+決勝打
:得点圏打率こそ.260(127-33)だったが、勝負強さが印象に残る。いぶし銀はイメージにもぴったり
走塁E:2020年以降はUBRがマイナス。2022年はリーグワースト2位だった
併殺:14併殺
⑦コウテイペンギンの独り言
非常に好きな選手だったので、個人的には中日に復帰して欲しい!
2022年はチーム最多本塁打がビシエドの14本と苦しいチーム状況の中で、頼りになる活躍をしてくれました。明治大学では、野村祐輔、島内宏明と同期で中々の黄金世代。
*1:1打席平均で相手投手に何球投げさせたか