ID野球のいぶし銀
選手名 土橋 勝征(どばし・かつゆき)
①パワター (デフォより)
②経歴 印旛高-ヤクルト(1987②-2006)
③1995年成績 .281(459-129) 9本 54打点 7盗塁6死 OPS.745
④選手紹介
ヤクルト黄金期に輝くいぶし銀。粘り強く勝負強い打撃や巧みな右打ち、内外野を堅実に守るユーティリティ性で勝利に貢献した。野村政権時には“ID野球の優等生”とも呼ばれ、99年に就任した若松監督からも重宝された。92年~01年にヤクルトが経験した9度の胴上げ試合全てに出場したのは土橋と古田敦也の2人だけで、長く安定してチームを支えたことが窺える。
1995年はセカンドと外野のレギュラーとして活躍。8月中旬からは3番に座り、勝負強さを存分に発揮した。2度のサヨナラ打、オールスター出場と目立つ活躍も。自身初の規定打席に到達し、リーグトップの32二塁打。数字には表れない貢献も光り、野村監督からは“裏MVP”だと賛辞された。
06年に引退後も、コーチ・フロントとして長らくヤクルトに所属。2024年からは二軍内野守備走塁兼育成コーチを務める。
⑤選手画像
⑥査定のポイント
◯得点圏打率.340:チャンスB、いぶし銀
◯三振率9.8%:粘り打ち
△対左 打率.230(61-14) 2本。だが基本的には左投手が得意な打者:対左投手E
◇プロ入り後には送球難に苦しむ。1991年の外野転向後克服したが、完全には治り切らず。二塁手守備率.992も考慮:送球D
⑦編集後記
「職人」、「いぶし銀」という言葉が似合う名選手。データもそれほどないので、特殊能力はイメージを重視しました。
さかまさんに1995年の対戦データを頂き、対左打率を算出出来たので作成。ありがとうございます。1995年は打席数がキャリア最多で、固定されたレギュラーとしての活躍が光りました。