遅咲きのオリンピアン
選手名 佐藤 真一(さとう・しんいち)
経歴 東海第四高-東海大-北海道拓殖銀行・たくぎん-ダイエー(1993④-1995)-ヤクルト(1996-2005)
1999年成績 .341(337-115) 13本 48打点 10盗塁4死 OPS.918
選手紹介
27歳でプロ入りし、移籍したヤクルトで34歳になる年に活躍した遅咲きの外野手。強肩強打かつ俊足の3拍子揃ったプレイヤーだった。大学では全日本メンバー入り。社会人野球でも全国の舞台で活躍し、92年にはバルセロナ五輪代表に。山中ジャパンの3番を打ち、銅メダル獲得に貢献した。
その年のドラフトでダイエー入り。積極的に起用されたが、打撃で結果を残せず出場数も減少。95年オフ、トレードで田畑一也と共にヤクルトに移籍。移籍後、守備固めが多かったものの出場機会を増やした。
99年に覚醒。次々に故障したレギュラー陣に代わって起用されると、別人のような打撃を披露。4月16日の阪神戦、5月19日の巨人戦でサヨナラ打を放つ。6月半ばからは3番に定着し、シュアな打撃を発揮。8月6日の阪神戦では球団記録の25試合連続安打を達成。この記録は2023年4月現在でも破られていない。
翌年以降は準レギュラーの立ち位置に。打撃成績は伸び悩むことも多かったが、強肩が光る守備力は健在だった。03年は代打としても活躍。打率.423をマークし、4本のホームランを放った。04年は少ない出場機会ながら打率.323をマーク。現役を続ける目標の40歳を迎えた05年に引退。
引退後はヤクルトとオリックスで守備走塁、打撃、ヘッドと様々なコーチを務めた。16年からはオリックスでフロント入りし、スカウトも務めた。21年にヤクルトに復帰し、現在は二軍外野守備走塁コーチを務める。
査定について
対左投手B 対左 打率.395 対右 打率.323
粘り打ち 2ストライク 打率.293(164-98) 6本
内野安打 内野安打率11.3%
満塁男 満塁 打率.400(10-4) 0本
回復E 100試合超の出場はこの年のみだが、8月以降に調子を落としているため
コウテイペンギンの独り言
二軍への配置転換に伴い、OB選手から削除されたので作成。34歳でのブレイクは稀にみる遅咲きということで成長タイプは当然晩成に。