先発転向でモデルチェンジに成功の❝教授❞
福谷 浩司(ふくたに・こうじ)
①経歴 横須賀高‐慶応大-中日(2013①-2024)-日本ハム(2025-)
②2020年成績 14登板(14先発) 8勝2敗 92投球回 防御率2.64
③選手紹介
150キロを超えるストレートで打者を投球が売りの右腕。慶応大の理工学部を主席で卒業し、プロ入り後はnoteで積極的な発信を行うなど、球界屈指の頭脳派としても知られる。
大学時代~プロ入り後の若手時代はリリーバーとして活躍。2014年には勝ちパターンとして72試合に登板し防御率1.81の活躍を見せるも、以降はもう一つ安定感を欠く投球が続く。
転機となったのは2019年の先発転向。同年は故障が重なり1登板に留まったが、翌2020年は本領発揮。リリーフ時代の力で押す粗削りな投球から、コントロールを重視したスタイルへのモデルチェンジが奏功。全14先発で5イニング以上を投げ、QS率71.4%を記録するなど抜群のゲームメイク力を発揮し、チーム8年ぶりのAクラス入りに貢献した。
翌年は開幕投手に抜擢され5勝。2024年には4先発で3勝を挙げ、オフにFA権を行使。日本ハムへの移籍が発表された。生まれ育った地を離れ、野球界に貢献すべく北の大地で更なる成長を遂げる。
④選手画像
⑤パワナンバー 11900 20688 94149
⑥査定について
コントロールA BB/9 1.27、K/BB 5.54と圧巻の制球力。いずれもリーグ2位相当
打たれ強さB:全登板で責任投球回を投げたのは立派の一言
勝ち運:規定投球回到達していればリーグ3位相当の援護率4.92
(大野雄大 3.12、柳裕也 3.52、松葉貴大 1.85、ロドリゲス3.88)
球速安定:ストレート平均球速147キロ、ツーシーム平均球速147.1キロ
ゴロピッチャー:GO/AO 1.51、HR/9 0.68と高次元のリスク管理
⑦コウテイペンギンの独り言
先発転向後の福谷の特徴は何といっても制球力。先発転向した2019年以降の与四球率が1.73であることからも分かるように、四球を出さない姿勢が顕著でした。
非常に思い入れもある投手で移籍は寂しいですが、そういった我が道を行くサマが好きだったとも思います。いつの日か中日に戻ってきて、素晴らしいビジョンをつくってくれることを期待しています。
⑧2024年の振り返り
オフ会以降(それ以前からか...)全く更新できませんでした。言い出しっぺの企画にも全く貢献できておらず大変申し訳ないです。ビジョンがなくすみません。来年も暫くはこのような形になりそうですが、色々と落ち着いたら企画を完成させるべく努めたいです。