野球ブログらしく2021年順位予想をしていきます。
投手力、攻撃力、守備力、選手層*1、爆発力*2の5点をパワプロ風にS〜Gで評価し総合します。尚、野球が好きなだけの素人がスラッガーの選手名鑑を見て主観オンリーで書いただけなのでご留意ください。
まずはパ・リーグ編。
1位
投手力 A
攻撃力 S
守備力 B
選手層 S
爆発力 D
総合評価 S 90
寸評 走攻守全てにおいてハイレベルで、今年も圧倒的優勝候補。どのポジションで不調者やケガ人が出ても、埋め合わせそうな選手が思いつく層の厚さは12球団ピカイチ。唯一穴を挙げるとするならばリリーフか。モイネロが開幕に間に合わないようなので、特に復帰までの序盤戦をどう凌ぐか、そして離脱者をいかにして出さないかが鍵になりそう。爆発力が低くなったのは他球団から対抗策を特に練られやすいであろうから。注目選手は復活を期す上林誠知と最速157キロ右腕・杉山一樹。上林は守備走塁はレギュラーレベルなので打撃がある程度復調すればガッチリ定位置を奪取できそう。杉山はボール質は一級品なので制球やコンディションを整えて定着できるか。
2位
投手力 A
攻撃力 B
守備力 C
選手層 C
爆発力 D
総合評価 B 75
寸評 田中将大の復帰に沸いたオフとなった。田中、則本、涌井、岸、早川のタレントローテに加えて塩見、辛島、石橋、弓削、瀧中らも控える先発陣は圧倒的。ピークを過ぎた投手が多いという声もあるが、則本昂大は好調なようで完全復活を期待して良いのではないかと思っている。中継ぎは若干層が薄い気もするが、松井の開幕からの守護神定着や宋家豪の復調などがあれば、十二分にもなり得るか。野手陣はロメロが退団は痛手で、ディクソン、カスティーヨに強打者としての期待が集まる。しかし、来日、適応の面で苦労してもレギュラーボーダーラインレベルの選手が多いので何とかなりそうな感じもある。2年目の黒川史陽はセンスに溢れ、1軍定着を狙らう選手。加えて捕手が固定、または起用法が確立されてくれば優勝にもグッと近づくだろう。やはり太田光への期待は大きい。
3位
投手力 E
攻撃力 A
守備力 B
選手層 D
爆発力 B
総合評価 C 65
寸評 昨年は持ち味を発揮できないシーズンを送った。しかし一昨年までは2年連続優勝と地力はあるチームである。野手陣は攻守ともにレベルが高い。山川、森、外崎などは不振だったレギュラー陣は昨年以上の結果を残すと考えて良いだろう。昨年穴となった1番打者が固定できれば更なる躍進も可能か。鈴木将平が好きなタイプの選手なので期待。ルーキーの若林楽人もミート力がつけばレギュラーも狙える位置にいる。課題は先発陣。若手がローテを担うがピリッとしないことが多く、絶対的なエースがいなかったのが実情。加えてニールの来日も遅れている。中継ぎはなかなかのレベルにあるが、負担が大きくなりすぎると破綻してしまうのでやはり先発陣の奮起に期待したい。
4位
投手力 C
攻撃力 C
守備力 D
選手層 D
爆発力 C
総合評価 C 60
寸評 昨年はリーグ2位だが得失点差は−18と、長打力や得点力の不足をリーグ最多の四球を選んだ粘り強さや犠打や盗塁、勝ちパターンの安定感で補っていた。Wチェン、澤村が退団し、即戦力的な補強は鈴木昭汰らルーキー組と遊撃のエチェバリアぐらいと少なく、戦力はダウンした。そうなると優勝に向けてやはり必要となるのは含有戦力のレベルアップ。レアードが一昨年並みに打ち、安田、藤原らが順調な成長を見せたら打線も一気に良化する。投手陣は粒揃いで大きな破綻はなさそう。二木康太がエース級の活躍を出来ればさらに圧のあるローテになるだろう。個人的には加藤翔平に注目している。30歳になり背水の陣で臨むシーズンの選手。昨シーズンは少ない起用の中でポテンシャルを示した。開幕一軍からは外れたが、腐らずに結果を出し続れば昇格のチャンスは回ってくるはずだ。
5位
投手力 B
攻撃力 D
守備力 D
選手層 D
爆発力 D
総合評価 D 55
寸評 中嶋監督専任一年目のシーズン。昨シーズンの就任後は若手を積極的に使い、チームのムードも圧倒的に明るくなった。その姿勢は良い方向に繋がっていくだろう。補強として、平野佳寿、ロメロが復帰し、能見も入団。太田椋ら期待の若手の突き上げもあり層は確実に厚くなってきている。投手は先発では山本、山岡、田嶋は安定した活躍を期待できるだろう。ディクソンや増井が先発として安定してくれば文句なしのローテになる。中継ぎは先発陣と比べると見劣りするが、若手、ベテランともに頭数は多く、上手く運用できれば問題はなさそう。注目は山田修義。三振を取れるスライダーは一級品なので勝ちパターンに果敢に切り込んでいって欲しい。昨年同様課題は野手陣。ロメロが入ったもののやはり出塁、得点力不足は否めない。吉田、ロメロ*3、モヤ、T-岡田、ジョーンズと強打者は多くクリーンナップは形成できそうなので後はその周りをどう固めるか。個々の打力向上が上位進出には必須だと見る。
6位
投手力 D
攻撃力 D
守備力 E
選手層 F
爆発力 A
総合評価 E 45
寸評 エース・有原航平が移籍し大きな戦力ダウンで迎えたシーズンとなった。投手陣、野手陣ともに課題は多く、若手の突き上げが停滞するなど厳しいシーズンになると予想。先発陣はバーヘイゲンが来日できていないのが痛手か。加えて杉浦が抑えに回るため若手にとっては大きなチャンスになる。期待しているのは4年目の北浦竜次。昨年ファームでは緩急を駆使した投球で無双したので、あとは一軍で結果を残すのみだ。リリーフ陣は層が薄く、抑えの実績がない杉浦に大きな期待が集まってしまっているのが実情。ここも伊藤、西村、長谷川など若手の入る隙は多いので注目。個人的に推すのはサウスポーの福田俊。投げっぷりがよく気持ちの良い投球をする。野手陣は西川、大田、近藤、中田、渡邉のレギュラー陣は盤石。残るサード、ショート、キャッチャーを誰かが埋められるかに懸かる。サードの強打者として期待されたR.ロドリゲスは来日出来ておらず、ホームランバッターとしての才能がある野村佑希は大きなチャンスとなっている。是非ものにして欲しい。下馬評は軒並み低い現状だが、爆発力をAにしたようにそれを覆すような勢いを見せて欲しい。
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