国鉄のサブマリン
選手名 森滝 義巳(もりたき・よしみ)
経歴 兵庫高‐立大‐国鉄・サンケイ(1960‐1966)
1961年成績 38登板(19先発) 167.2投球回 10勝8敗 防御率2.30
選手紹介
国鉄スワローズで活躍した変則右腕。基本的にはサイドスローだが、時に下投げを交え打者を幻惑する。大学時代に42.2回連続無四球の記録を樹立した制球力が最大の武器で、内角へのシュートと外角へのカーブで打ち取る投球が持ち味。
ルーキーイヤーは目立った成績を残せなかったが、2年目に飛躍。先発、中継ぎでタフな投球を見せ、6完投、2完封を記録。6月20日の中日戦では正確無比な制球力を発揮し、史上7人目となる完全試合を達成。オールスターゲームにも出場したが、本塁打を浴び敗戦投手になった。
翌年以降は故障で低迷。フォーム改造をして挑んだ1964年に復活。5勝14敗と大きく負け越したが、防御率2.98で初の規定投球回に到達した。しかし、継続して活躍することは出来ず66年限りで引退。引退後はサラリーマンに転身し、定年後は青少年野球に携わった。2015年には久しぶりに公の場に登場した。
査定について
変化球 「速い、緩いの2種類のカーブを投げていた」ということから4球種も迷った
走力,守備力,捕球 通算2本の三塁打、週刊ベースボール1961年9月11日号のフォーム評論にある「次の打球に対する用意をしやすいフォロースルー」という記述、プロ7年間でノーエラーなどから
クイックC+対ランナー 前記同号にある『あまりに盗塁を警戒しすぎて、打者への努力が犠牲になっている』という記述から
球持ち 変則フォームより。下投げを交えた幻惑要素も加味
内角攻め 内外角を攻める投球スタイル
調子極端 完全試合要素。完投が多い一方、5回前後の降板も多い
テンポ 制球良く打ち取る投球スタイルから
コウテイペンギンの独り言
『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(くろかねのサブマリン)を鑑賞したので作成。中盤以降はクライマックスが連続するような感じで、歴代トップクラスで面白かったです。
当ブログ最古の選手になります。「アンダースローじゃないじゃないか!」と思われそうですが、サイドスローもサブマリンと呼んだりするので可とします。週ベアーカイブなどを参考に作成しました。