尾張のプリンス
選手名 堂上 直倫(どのうえ・なおみち)
①パワター (デフォより)
②経歴 愛工大名電高-中日(2006高①巡-2023)
③2019年成績 .212(193-41) 12本 39打点 OPS.708
④選手紹介
高い水準で内野全ポジションをこなす守備力と、一発のある打撃が魅力の“尾張のプリンス”。中日で投手として活躍し、球団寮「昇竜館」の館長を務めた堂上照を父、中日・巨人で勝負強さを発揮した堂上剛裕を兄に持つサラブレッド。
中学時代にはファン感謝デーで福留孝介から本塁打を放った。高校通算55本塁打を記録した超高校級スラッガーとして期待され、3球団競合の末中日に入団。
一軍定着は2010年。以降準レギュラーの立ち位置が長く続いたが、2016年にはポジション争いを制し規定打席に到達。しかし、翌年にルーキーの京田陽太にポジションを奪われ再び控えに。
政権が変わった2019年は、再び出場機会が増加。ドアスイングの矯正を諦め、飛距離を伸ばす方針がハマり長打力が開花。2016年の6本を大きく上回る、キャリアハイの12本塁打をマーク。守備では内野全ポジションを担い、プラスを出す活躍。ヤクルト・高梨キラーとしても活躍し、打率.500(8-4)、4本塁打と滅多打ちだった。
翌年以降は準レギュラーの立ち位置でチームに貢献。2021年には5本塁打も、翌年以降は出場機会が減少。2023年は一・二軍で結果が残せず、現役引退を表明。その後一軍に昇格し、華麗な守備を見せるなど現役最後の輝きを放っている。
⑤選手画像
⑥査定について
◯ポジション適正については、UZRが特に高い遊撃と三塁をプラスに
◯得点圏 打率.230(61-14) 5本 OPS.785、満塁 打率.273(11-3) 2本
◯2019年はストレートにヤマを張って豪快に振り抜くスタイルで長打を量産。真っすぐ系は打率.261に対し、曲がる系は打率.190、落ちる系は打率.132
◇足は速くないが守備は上手いのが直倫だと思うので走力はEに
⑦編集後記
17年間お疲れ様でした。2019年は守備の名手×ロマン砲という意外と貴重なポジションに定着。安定感のある守備と豪快な打撃が対照的で魅力に溢れていました。
ベテランになってからはナイスガイらしいエピソードも多く語られるように。来季とは限りませんが、コーチ入りはほぼ確実だと思うので第二の人生でも活躍を期待したいです。