遅咲きの仕事人
選手名 田中 靖洋(たなか・やすひろ)
経歴 加賀高-西武(2006高・4巡-2015)-ロッテ(2016-2022)
2019年成績 44登板(0先発)39.2投球回 4勝1敗2ホールド 防御率2.72
選手紹介
遅咲きの中継ぎ右腕。火消しなど渋い働きを見せた。一軍で一定の結果を残した15年のオフ、西武を戦力外に。ロッテに移籍すると共に、腕を下げた投球フォームに転向。これを機に開花し、中継ぎとして存在感を示した。
2019年は高速シュートとスライダー、カットボールの横の変化球が殆どを占める投球でゴロを量産。交流戦では両リーグ最多タイの3勝。夏場は調子を落としたが、9月には安定感を取り戻し、32歳にしてキャリアハイの成績を残した。
21年も10ホールド。しかし22年は16登板で防御率8.36と安定感を欠き、オフに引退が発表された。
査定について
シーズン 被打率.280(150-42) 2被本 OPS.772
対ピンチE 得点圏 被打率.302(53-16) 2被本 OPS.942
対左投手E 対左 被打率.297(64-19) 2被本 OPS.913 対右 被打率.267(86-23) 0被本 OPS.668
内角攻め インハイとアウトローの対角線を使って右打者を打ち取る
ゴロピッチャー ゴロ率52.5%(リーグ平均45.9%)。被本塁打率0.45
ノビF+ナチュラルシュート
ストレート投球率 slugger選手名鑑 0.7% データで楽しむプロ野球様 4.09%
割合が異なるのは、ストレートとシュートの境界が極めて曖昧だったからだと解釈。直球として扱われている球もシュート成分は多そうであるため、ナチュラルシュートに
コウテイペンギンの独り言
17年間の現役生活お疲れ様でした。基本ストレートを投げない投手の能力査定は初めてでした。迷いましたが今回はこのような形に。味がある好投手でした。